マザーフォトは私の母がきっかけで始まった企画です。
私の母は美容師で昔から美容やファッションが大好きです。
私は母に言われるがままに美容学校に行かされそのまま美容師になりました。
私としては美容師の2世でしたので最初から仕事の大変さを知っていたので本当にやる気はなかったです。
ですが、母が何故そこまで美容師にこだわるのかが理解できなくて「何で」の疑問を解きたくて美容の仕事を始めました。
母いわく「美の仕事は人の心を豊かにする仕事」
「何歳になってもおしゃれは楽しめる」
長年に渡り、その問いに対して色々な角度から勉強してやってみて、体験して始めて美の仕事の良さを知りました。
メイクもセットも着付けも出来ないと行けない。
そうじゃ無い人は美容師の見習いなんだて
親に植え付けられてたので、だいぶ同業美容師さんには好き嫌いが分かれましたね。
時が経ち、美容の仕事、ヘアメイク、講師、ファッションショーのヘアメイクチーフ、海外アーティストやニューヨークファッションウィークなど
美容の人が憧れる仕事はほとんどやらせて頂きました。
ニューヨークからのオファーを頂き渡米準備をしてましたが、パンデミックの為中止しました。
その期間母と4年会えない日々の中前事務所でやってたカメラ、写真をもう一度勉強し直しました。写真を撮らなかったブランクは有りましたが2年間勉強し直しました。
そして4年ぶりに再会した母は以前より体調不良で日により不調な日があるようになり。
里帰りの際に母が言っていた言葉
「美の仕事は人の心を豊かにする仕事」
「何歳になってもおしゃれは楽しめる」
この言葉を主に母の写真を撮ろとしたのがきっかけです。
私には姉がいるのですが、姉は母の体調も有るから反対されました。
とにかく実家にカメラ機材、ヘアメイク道具を一式郵送して、狭いマンションの一部屋に運びテレビや、家具を動かして、バックペーパーを設置
年齢重ねると、ストロボの光が強いと駄目だけど撮影用のLEDライトとカメラを設置
ダイニングのテーブルで母にメイクとヘアーセットしました。衣装は母の好きな服から選んで小物でアレンジしました。
ギリギリまで横になってもらっていざ撮影を始めたら。
少しづつ楽しくなったのか?
最後はめちゃくちゃ元気になってました!
姉も怒っていたのに最後は楽しかった!
母が教えてくれた
「美の仕事は人の心を豊かにする仕事」
「何歳になってもおしゃれは楽しめる」
を証明できた日でした。
その楽しんだ思い出を写真におさめる。
それが、写真の魅力の原点だと思いました。
「写真屋さん」の名前は母と一緒に決めました。
高齢の人も分かりやすい理由です。
母はホームヘルパーの施設の中で美容師をやっているのでアドバイス頂きました。
「写真屋さん」は美容の本質と写真の思い出を撮る原点がコンプセントになります。
もちろん、今までメディアのヘアメイクや著名人のフォト。プロと同じ経験を体験したいと思う方方も是非。体験して思い出にしてほしいと思います。
二神 健一
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